『あの船の航海と日常』あとがきのあとがき
「オブラディン号のおじさんたちを描くだって?!?!
お前!お前自身が!エドワード・スプラットになるんだよ!!!!」
そんな気合いで臨みました。初めての同人誌のため、いろいろと未熟な点はあると思います。技術の拙さは気持ちでカバーできていたら良いなあと思います。イベントだけだなく、デジタルイラストも初心者なので、試行錯誤しつつ、自分がデジタルE.S.のつもりで飛び込みました!
初めてのイベント作業、大量の調べること、たくさんの人物、意外に少ない時間とページ…思ったより大変で想定よりだいぶん苦労してしまいました…。しかし、おじさんたちを描くのは本当に楽しかったです。時間とページがもっとあればと何度も思います。
さて次に謝らなければならないのは乗客の皆さまと掌砲長と掌砲手のお二人、そして彼らのファンのみなさんです。構成とページ数の都合でどうしても入りませんでした…すみません。次こそまたどこかの機会で、彼らをしっかり描けたらいいなと思います。
原作ではまともな航海がほとんどできなかったオブラ・ディン号…もし種々の不幸な事件がなければどうなっていたか、普通に航海している様子を見たい!いきいきと働くおじさんたちがもっともっと見たい!という動機でこの本を作りました。
原稿中は日常風景を想像したり描いたりの日々が続いたため、それが段々普通になっていき、ふと現実(ゲーム上)の死体だらけでマストが折れボロボロになったオブラ・ディン号を見ると、とてつもなく悲しくなってしまうという副作用がありました。魅力的な人物たちに美しい船…まだまだ描きたりないくらいですし、もっといろんな彼らを見たいと思うのです。
ここまで創作意欲をかきたててくれた、『オブラディン号の帰還』は本当に大好きで素晴らしい作品だと思います!本も楽しんでいただけたら幸いです。
2023年5月
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ネタバレだらけの各イラスト解説になります。
本来は本の中に入れたかったのですが、スペースが足りず、Webでの収録になりました。技術的なことだけでなく、こういったページ構成も次回への反省として、もっとスマートにできたらいいなと思います。
ネタバレだらけの各イラスト解説